「現在のデザインを維持したい」という方々に支持されているクリヤー塗装について
サイディングのクリヤー塗装の紹介
多くの住宅に用いられるサイディングの外壁。その塗装には大きく分けて「塗りつぶし塗装」と「クリヤー塗装」の2種類が存在します。
塗りつぶしは、サイディングの外壁に塗料を塗り込む手法で、新たな塗料による雰囲気を生み出します。一方、クリヤー塗装は現有のサイディングの模様を維持します。
近年、サイディングのデザインが洗練されてきており、既存の模様を維持したいと考える方が増えています。それに伴い、「初めからクリヤー塗装にしたい」と希望する方も多く見られます。
ビフォー画像がないため、理解しにくいかもしれませんが、以下をご覧ください。
クリヤー塗装が適用可能な条件
しかし、クリヤー塗装を希望するお客さまでも、実際にクリヤー塗装が可能なケースは全体の1~2割程度にとどまります。
「なぜ2割程度しかクリヤー塗装ができないのか?」と思われるかもしれません。
クリヤー塗装を行うためには、いくつかの条件が必要なのです。
その条件は以下の通りです。
- 表面の劣化や傷、汚れが付着していないこと
- 築10年前後の住宅
築10年前後の住宅とありますが、ケースによっては築15年程度でも可能な場合もあります。
逆に築10年未満の住宅でも施工できない場合があるため、専門家にチェックしてもらうことで、クリヤー塗装が可能かどうかはすぐに判断ができます。
クリヤー塗装といっても、シリコンクリヤー、フッ素クリヤー、無機クリヤーなど様々な種類があります。
それらを含めて、クリヤー塗装をご検討の際は、早期に専門家にご相談いただくことを推奨します。
塗装不可のサイディング
近年、サイディングメーカーは大きく進化し、塗装が不要なサイディングも市場に出ています。
フッ素コーティング、無機コーティングなどのサイディングがそれです。これらのサイディングは見た目は通常の塗装可能なサイディングと変わりません。
主な見分け方としては以下の状況が挙げられます。
- ボード面に一切釘が打たれていない
- 10年以上経過しているのにツヤがしっかりと残っている(チョーキングがない)
- ラッカーシンナーで拭いても塗装が全く溶けない
上記のような場合は、難付着ボードと呼ばれ、以前までは塗装不可能とされていました。
しかし、最近では塗料メーカーもサイディングメーカーに負けじと、このような難付着ボードに対しても塗装が可能な下塗り剤を提供していますので、クリヤー塗装は不可能でも、塗りつぶし塗装は可能になります。
どのケースでも、プロの正確な判断が必要となります。「自宅はクリヤー塗装が可能か?」と考えている方は下記までお問い合わせください。サイディング塗り替え診断士の当社が、きちんと調査を行います。